すいへいりーべぼくのふねー
覚えておきたい元素記号と化学式
物質を構成する小さな粒子のことを原子といい、その原子の種類を元素、元素をアルファベットで表したものを元素記号といいます。
そして、それぞれの元素の性質を整理して並べた表を元素の周期表といいます。
これだけは覚えておきたい元素記号として、周期表の1番(H)から20番(Ca)までと、それ以外の金属元素4つ(Fe・Cu・Zn・Ag)をまとめました。
これだけ覚えればバッチリにゃ!
また、元素記号を用いて物質を表したものを化学式といいます。
ポイントは、いくつかの原子が結びついた分子(H₂・O₂・Cl₂など)なのか分子ではない(C・Fe・Cuなど)のか、2種類以上の元素からできている化合物(H₂O・CO₂・NaClなど)なのかというところ!
このポイントを意識して「塩素の元素記号はClだけど化学式はCl₂」「炭素は元素記号も化学式もC」というように、それぞれの化学式について覚えましょう。
化合物は丸暗記!!
いろいろな化学変化と化学反応式
もとの物質とちがう別の物質ができる変化のことを化学変化(化学反応)といいます。
化学変化の種類として、酸化・燃焼・還元・分解などがあります。
また、化学変化を化学式であらわした式のことを化学反応式といいます。
化学反応式の作り方はコツさえつかんでしまえば難しくはありません。
例えば、水素と酸素が結びつく化学変化をあらわす化学反応式の場合
水素 + 酸素 → 水
のように、反応前の物質(左側)→ 反応後の物質(右側)となるように矢印でつなぎます。
=(イコール)じゃなくて→(矢印)だよ!
この物質名を化学式に置き換えると
H₂ + O₂ → H₂O
となりますが、これだと左側と右側でOの数が合っていません。
そこで、左右の原子の種類と数を合わせるために係数をつけて調整します。
2H₂ + O₂ → 2H₂O
必要に応じて係数をつけることで、左右どちらもHが4つ、Oが2つの状態になりました。
これで化学反応式の完成です。
ぜひいろいろな化学反応式を作って練習してみてください。